霊柩車側面のS字型の金具。

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霊柩車は葬儀式場から火葬場なでご遺体を運ぶ車の事で、病院からご自宅や安置施設に故人様をお連れする車とは違います。

こちらは 寝台車 と呼ばれるもので霊柩車とは区別されています。

最近見ることのある霊柩車のほとんどは洋型霊柩車と呼ばれていて、海外からデザインを取り入れたものです。

一見それとは気付かない方もいるかもしれませんが、よ~く見てみると側面後方に必ずといっていいくらいシルバーの大きな

S字型の金具が付いています。

これはラウンドマークといって昔の高級馬車に付いていた幌の折りたたみ金具を模したデザインでS字の真ん中の丸が支点となり

幌を広げたり閉じたりしていたものです。

クラッシックカーなどでも使われていました。 車の屋根が幌からレザートップに変わっていっても飾りとしてラウンドマークだけは

残っていったようで、格式・伝統が求められることもある霊柩車にも昔からのデザインが使われているのでしょう。

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