エンバーミングとは、土葬をする風習がある国で遺体保管をする為に生まれた技術で、生前の姿に近い形で
お別れが出来ることや衛生面から日本でも注目されるようになってきています。
直訳すると「遺体衛生保全」や「死体防腐処理」となります。
ご遺体の保存・防腐・修復のため エンバーマー(専門の資格が必要)が特殊な処置をおこないます。
消毒・殺菌の後消化器官内の残存物を取り除いてから体の一部を切り血液などを抜き取ります。
そして防腐剤などの保存液を体内に入れます。
これで2週間くらいはご遺体が腐敗しないので、お亡くなりになってから葬儀まで日数がかかってしまう時など
最後のお別れの時に見た目が変わらず安心してお見送りができるかもしれません。
また、家族の希望で元気だった時の姿でお別れがしたい、してあげたいと望まれる時や
ご遺体の損傷が激しい時・海外でお亡くなりになった方などの時にはエンバーミングは有効だと思います。
エンバーミングのメリットをお話しましたが、以下のデメリットもあります。
① エンバーミングを行える施設がまだまだ少ないこと。 対応していない葬儀社もありますので確認をしてください。
② エンバーミング自体が高額になりますので、葬儀全体の費用が高くなります。
③ どうしてもご遺体に傷を付けてしまうので家族や親族から反対されることもあります。
以上を考えながら必ず家族で話し合いをしてから依頼をしてください。