告別式が終わると火葬場に向かいますが、その時の往復の道のりは必ず違う道を使います。
それが1ヶ所だけだとしても、違う道であれば良いのです。
これは故人に対して自分の家への帰り道をわからなくさせる為とも言われています。
家に帰るのではなく新しい世界・あの世に向かって旅立つようにしてもらうためなのでしょう。
昔々のまだ土葬をしていた時代のころも同じだったそうです。
今は全ての道のりを全く違う所を通るというのは難しいことですが、行程の一部だけを変える
ことで ”違う道を通った” としています。
家への帰り道をわからなくするというと少し可哀そうな気もしてしまいますが、故人には
新しい旅立ちをしてもらい、現世にとどまってはいけないのですよと伝えているのかもしれませんね。